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今月のインタビュー

苗の生産から食と健康まで、あなたの人生に輝きを―
“医食同源”を再び日本に。

株式会社ZUCI 代表取締役
桑垣真紀(くわがき まき)さん
プロフィール
前職はIT系プランナー。web関連の企画や人材育成に携わる。 担当したタイ料理教室の案件をきっかけにタイ料理、タイハーブの世界に関心を持つ。 薬品のアレルギー発症を機に、漢方やハーブを用いた自然療法の研究を開始し、 2011年にタイハーブの勉強のためバンコクへ渡り、タイハーブの効能を学ぶ。 2012年に日本国内にフレッシュなタイハーブを生息させるため、種子の輸入と同時に タイハーブ農園も視察。 帰国後、国内7ヵ所の生産農家に種子を渡し、生産を委託。国内でタイハーブの生産に力を入れている。
――アジアンハーブを扱う理由について教えてください。
食事が身体を作るという“医食同源”の考え方を伝えたいと考えていました。そのためには、今あるものより海外のものの方が伝わりやすいと考えて、その手段にアジアンハーブを選びました。ミョウガやシソなどの食べると薬効がある“薬味”などに見られる発想が元来日本にはあり、それが薄れていると感じています。タイでは身体づくりという考え方が料理の中にあり日常に取り込まれています。その文化を日本に持っていき、逆輸入で医食同源を伝えたかったんです。
当時の日本では、生のアジアンハーブが流通しておらず、最初に着手したペーストを作るにあたって、生産量が十分ではありませんでした。生産するにあたって、日本では種子の値段が高いことと、ペーストに向いている品種がほしいと、ついには輸入を始めました。ペーストを選んだのは、四季のある日本で夏に生産したものを加工して、冬でも楽しめるようにパクチーのペーストを作りました。
いくつかあるアジアンハーブのなかからパクチーを選んだのは、すでにシャンサイという名前で日本にあったのでパクチーから始めました。その時からタイ語でパクチーという名前なのは知っていましたが、タイ語で広がることはないだろうと英語のコリアンダーという名前を使って、コリアンダーペーストの名前で商品化しました。気がつくと世間でパクチーブームが起こり、タイ語のパクチーの名前が世に広がり「タイ語かい!」と思いました。
ブームの流れもありパクチーの需要が高まり、生産量を増やすために温度の保てる沖縄での生産を始め、冬でも青果物の流通が可能になりました。千葉でも育つのですが、やはり暑い地方で育つ植物なのでベストの環境ではないですね。その後は、ガパオやホーラパーなどの生産と、種類を増やしていきました。

――食と絡めた提案を大切にされていますね。
園芸コーナーで売られる苗としてではなく、苗を食べ物として見てもらうためにホームセンターの青果コーナーで青果物と苗の販売と、アジアンハーブを使ったタイ料理の試食を提供するという取り組みを行いました。来ていただいた方に「パクチーは、種も、葉も、茎も、根も全部食べることができるんです」と教えると、皆さん感心されます。ふだん園芸コーナーに来ない人や、アジアンハーブを買ったことのない人にも、興味を持ってもらうひとつのきっかけになったと思います。
生産から食べるところまで行うというのは当初から考えていて、今年の5月から千葉県の津田沼で、“Little Zuci(リトルシュチ)”というテイクアウト専門のお弁当屋さんを始めました。これで当初から思い描いていた“入り口から出口まで”というストーリーは私のなかで一旦完結しました。この先は、海の幸や、山の幸が出てくるかもしれません。そう言うとブレているという人がいるのですが、アジアンハーブからのアプローチは、ひとつの手段であり、私の目指す先は「食卓や自分の生活が輝くようになってほしい」ということです。それが、サンスクリット語で“輝く・明るい”の意味を持つZUCIの名前の由来です。

※続きは2018年9月号をご覧ください

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